現在、国内で最大25倍までのレバレッジをかける事が可能です。

レバレッジを略して「レバ」と言う人も多くおり、レバ20倍と言われたら、レバレッジ20倍のことを指します。

ここまで説明すると、倍率や自己資金額にもよりますが、レバレッジがハイリスク・ハイリターンであることが分かると思います。

上記ではレバレッジの持つメリットを説明しました。 小額の証拠金でもレバレッジをかける事で、利益を大きくすることが可能であるのが分かったと思います。

それでは先程のAさんの例を使って、リスク面の説明をしたいと思います。

Aさんは1ドル＝100円の時に、証拠金10万円・レバレッジ10倍・1万ドルの買いポジションで100万円分の取引をしました。 その後相場が変動し、円高の1ドル＝97円になった場合、どうなるでしょう。

たった3円の下落ですが、今回の取引は100万円分ですので、3万円の損失を出してしまった事になります。 証拠金は10万円なので、10万円−3万円＝7万円で、元手の30%も損失を出した事になります。

仮にAさんがレバレッジなしの証拠金100万円で取引した場合の損失は、100万円−3万円＝97万円となり、元手の3%になります。 損失金額は同じ3万円ですが、証拠金からの割合を見ると損失は10倍と言う事になります。

1回の取引での許容できる損失額を決めて、無理のない範囲で取引する必要があります。

ここまでレバレッジの持つメリット・リスクを説明してきました。

レバレッジは大きな利益を得られる可能性がある一方で、大きな損失も発生する可能性も併せ持っていることが理解出来たかと思います。 FX取引全般に言えることですが、レバレッジを利用する際は失っても生活に支障がないように、余剰資金での取引を心がけることが大切です。

基本的にレバレッジを利用する上で、長期間での資産運用を行う際には値動きが激しくなるので低いレバレッジ、短期間では比較的に値動きの幅が狭いので高いレバレッジを利用することが多いですが、FX初心者はレバレッジ1〜3倍程度の低い設定が推奨されています。

まずはデモトレードや小額取引を繰り返し行って、自分なりのトレードルールを作り上げましょう。 レバレッジを高めるのは、稼げると言う自信を持ってから行うようにしましょう。