FX(外国為替拠金取引)を開始するのにあたって、よく耳にするFX用語の1つに「スワップ」という言葉があります。「スワップ」が「スワップポイント」を指すのか、「スワップ金利」を指すのかによって意味が変わるので注意しましょう。

スワップとは?

スワップ【swap】とは英語で「交換する」ことを意味します。 一般的にはFX取引で聞く「スワップ」とは「スワップポイント」のことを指しています。

スワップポイントとは、国家間の金利差により得られる利益のことを意味します。 例えば、日本は他国と比べると金利の低い国ですが、日本円でアメリカドルを買った場合、アメリカの金利の方が日本の金利より高い為、その分利益を受け取ることができます。

注意しなくてはいけないこととして、上記の例とは逆の売りポジション(ドル売り/円買い)の状態ではマイナス(損失)のスワップポイントがついてしまうことになります。

「金利差」ですので、保有している国の通貨金利がそのまま適用されるのではなく、自国(他国通貨でも可能)と、保有している国の通貨との金利差がスワップポイントになります。

スワップポイントの特徴

通常、金利は年単位で受け取ることができるものです。 しかし、FXでは金利を日割りしたスワップポイントによる利益(損失)を受け取ることができます。 極端に言うと、アメリカドルを1日保有しただけでも、日割りで計算されたスワップポイントを受け取れることになります。

スワップポイントについてのルールはFX会社によって異なり、通常FXトレードは土日に行うことが出来ませんが、スワップポイントは土日分も付与されます。

スワップポイントが高い通貨として、オーストラリアドル・ニュージーランドドル・南アフリカランドドルが有名ですが、スワップポイントをメインにトレードを行う人をスワップトレーダーと呼んでいます。

スワップポイントはいつ確定するのか?

FXにおけるスワップポイントはほぼ毎日変更されます。

そのため各FX会社は「スワップカレンダー」と言うものを作成・提示して、スワップポイントの確認ができるようにしています。

スワップトレーダーを目指す方は必ずスワップカレンダーを確認するようにしましょう。

FX会社毎に異なるスワップポイント

ここまでスワップポイントについて説明をしてきましたが、実際に取引をして私たちが受け取ることができるスワップポイントは、FX会社により手数料を差し引かれたものになります。

この手数料がFX会社によって異なるのもあり、実際受け取れるスワップポイントもFX会社によって異なります。。

上記で紹介したスワップカレンダーをよく比較した上で、より条件の良いFX会社で取引するようにしましょう。
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