スプレッド【spread】とは英語で「広がり・幅・広さ」を意味しますが、FX取引における「スプレッド」は「売値と買値の差額」を指します。
これは「米ドル/日本円」の取引を表したものです。
Bid(ビッド)とは売値、Ask(アスク)とは買値を意味します。
一般的にFX取引では手数料が無料ですが、このスプレッドが手数料の代わりとなる取引コストとなっています。
この取引コスト=スプレッドがFX会社にとっての利益になる部分です。
スプレッドのレートはFX会社によって異なっていますが、それについて詳しくは「FX会社によってスプレッド幅が異なる?」で説明します。
FX(外国為替拠金取引)を開始するのにあたって、最も重要となるFX用語の1つが「スプレッド」です。
トレーダーによって頻繁に使われる専門的な言葉ですので、必ず覚えましょう。
ここでは、FX用語である「スプレッド」の意味や特徴、注意したい点を詳しく紹介します。
この記事の目次
スプレッドとは?
外貨預金にも導入されているスプレッド
スプレッドはFX取引以外でも、為替取引である外貨預金においても導入されています。
海外旅行に行ったことがある方は出発前後に国内外の銀行などで日本円を外貨に両替した経験はないでしょうか? その際に支払った手数料もスプレッドとなります。
日本円から外貨に両替するレートをTTS(Telegraphic Transfer Selling Rate)といい、反対に外貨から日本円へ両替するレートをTTB(Telegraphic Transfer Buying Rate)と言います。
これがFXで言うところの「Bid(売値)」と「Ask(買値)」のことで、FXと同じようにその差額がスプレッドとなります。 両替する銀行などによりレートが異なる点もFX会社と共通しています。
注意しなくてはいけない点としてFXと外貨預金でのスプレッドのレートには大きな差があります。 FXでスプレッドが一番狭い会社だと0.3銭前後ですが、外貨預金ではTTSにプラス1円、TTBにマイナス1円で設定している会社が多いのです。
往復分の取引で計算すると合計で2円もかかります。 なんとFXの200倍に相当します。 このスプレッドの安さ(狭さ)がFXの魅力の1つと言えます。
海外旅行に行ったことがある方は出発前後に国内外の銀行などで日本円を外貨に両替した経験はないでしょうか? その際に支払った手数料もスプレッドとなります。
日本円から外貨に両替するレートをTTS(Telegraphic Transfer Selling Rate)といい、反対に外貨から日本円へ両替するレートをTTB(Telegraphic Transfer Buying Rate)と言います。
これがFXで言うところの「Bid(売値)」と「Ask(買値)」のことで、FXと同じようにその差額がスプレッドとなります。 両替する銀行などによりレートが異なる点もFX会社と共通しています。
注意しなくてはいけない点としてFXと外貨預金でのスプレッドのレートには大きな差があります。 FXでスプレッドが一番狭い会社だと0.3銭前後ですが、外貨預金ではTTSにプラス1円、TTBにマイナス1円で設定している会社が多いのです。
往復分の取引で計算すると合計で2円もかかります。 なんとFXの200倍に相当します。 このスプレッドの安さ(狭さ)がFXの魅力の1つと言えます。
スプレッドの単位「pips」と「銭」
日常生活ではあまり使うことのない銭ですが、円の100分の1の単位になり、スプレッドの単位として使われます。
日本円を介した場合のみ銭が使われ、それ以外の取引では「pips(ピップス)」が使われます。 pipsも銭と同様に通貨の最小単位の100分の1を意味します。
日本円における最小単位は1円で、その100分の1が1pipsとなるので1銭=1pipsということになります。
他の通貨で具体的な数字を使って考えて見ましょう。 例えば米ドルの場合、最小通貨はセントですね。 1セントの100分の1で0.01セント=1pipsとなります。 1ドル=100セントなので、0.0001ドル=1pipsとなるわけです。 もう1つ例を挙げます。 ユーロ/ドルのスプレッドが0.6pipsだとすると、0.006セント=0.00006ドルとなります。
もう頭がパニック! 大丈夫です。 日本円を介さない通貨は全て0.0001(通貨単位)=1pipsと覚えましょう。
日本円を介した場合のみ銭が使われ、それ以外の取引では「pips(ピップス)」が使われます。 pipsも銭と同様に通貨の最小単位の100分の1を意味します。
日本円における最小単位は1円で、その100分の1が1pipsとなるので1銭=1pipsということになります。
他の通貨で具体的な数字を使って考えて見ましょう。 例えば米ドルの場合、最小通貨はセントですね。 1セントの100分の1で0.01セント=1pipsとなります。 1ドル=100セントなので、0.0001ドル=1pipsとなるわけです。 もう1つ例を挙げます。 ユーロ/ドルのスプレッドが0.6pipsだとすると、0.006セント=0.00006ドルとなります。
もう頭がパニック! 大丈夫です。 日本円を介さない通貨は全て0.0001(通貨単位)=1pipsと覚えましょう。
FX会社によってスプレッドが異なる?!
FX会社によってスプレッドが異なることは簡単に説明しましたが、もう少し詳しく説明しましょう。
FX取引をする際に使われる為替レートというのはインターバンク市場での取引が基本になっています。 インターバンク市場とは、個人では参加できず、銀行間のみで行われている外国為替取引のことを指します。複数の銀行が同時に売買をしているので、レートも複数存在するのです。
私たちが発注をすると、FX会社は提携している銀行から一番有利なレートを選び注文を確定します。 仕入れ先の銀行がFX会社によって異なるので、スプレッドも異なります。
またFX会社は、提携している銀行が多いほどトレーダーに有利なレートを提示できるので、スプレッドの安定に繋がります。 誰も利用したことのないようなFX会社、つまり提携している銀行が少ないFX会社だと、スプレッドが予想に反して広くなる可能性があります。
FX取引をする際に使われる為替レートというのはインターバンク市場での取引が基本になっています。 インターバンク市場とは、個人では参加できず、銀行間のみで行われている外国為替取引のことを指します。複数の銀行が同時に売買をしているので、レートも複数存在するのです。
私たちが発注をすると、FX会社は提携している銀行から一番有利なレートを選び注文を確定します。 仕入れ先の銀行がFX会社によって異なるので、スプレッドも異なります。
またFX会社は、提携している銀行が多いほどトレーダーに有利なレートを提示できるので、スプレッドの安定に繋がります。 誰も利用したことのないようなFX会社、つまり提携している銀行が少ないFX会社だと、スプレッドが予想に反して広くなる可能性があります。
原則固定スプレッドとは?
スプレッドがFX会社によって異なる事、変動する事を説明しましたが、「原則固定」スプレッドを採用しているFX会社があります。
原則固定スプレッドとは、文字通り「原則的には変動しない、固定のスプレッド幅を採用しています」ということです。
例えば、当初はスプレッド0.2銭と狭い幅で設定されていたのに、取引開始したら0.5銭まで広がっていたなんてことがあります。
多くのFX会社が原則固定スプレッドを採用していますが、中には変動スプレッドのFX会社もあるので注意が必要となります。 取引前にスプレッドが固定なのか変動なのか、よく注意しましょう。
原則固定スプレッドとは、文字通り「原則的には変動しない、固定のスプレッド幅を採用しています」ということです。
例えば、当初はスプレッド0.2銭と狭い幅で設定されていたのに、取引開始したら0.5銭まで広がっていたなんてことがあります。
多くのFX会社が原則固定スプレッドを採用していますが、中には変動スプレッドのFX会社もあるので注意が必要となります。 取引前にスプレッドが固定なのか変動なのか、よく注意しましょう。